かつての“悪の帝国”ヤンキースがソト争奪戦から脱落も…佐々木朗希なら「勝機あり」と猛攻勢

公開日: 更新日:

マネジメントをする広告代理店関係者をプッシュ

 そこで佐々木朗希(23=ロッテ)だ。

 25歳ルールのためマイナー契約しか結べず、カネは決められた国際ボーナスプールの範囲内しか使えない。つまり金額の多寡が決め手にならないだけに、ヤンキースは十分勝負になると踏んでいるようなのだ。

 別の特派員がこう言う。

「フロント幹部が佐々木と親しい関係者に電話して情報収集しているだけではない。佐々木のマネジメントをする広告代理店関係者をプッシュする方向だと聞きました。有力視されているドジャースでは大谷翔平(30)の陰に隠れてしまい、スポンサー集めに限界がある。そこへいくとヤンキースに日本人選手はひとりもいないうえ、本拠地のニューヨークはロサンゼルスとは比較にならないビッグマーケット。活躍次第で世界的な企業がスポンサーになる可能性も出てくる。『マイナー契約から這い上がって世界一の選手になれるように頑張る』と公言している本人にとってもヤンキース入りはプラスでしょう。ニューヨークメディアはシビア。働かない高給取りは周囲が気の毒に思うくらい叩かれる半面、年俸が数千万円と格安な佐々木はリスクが少ない。そのうえ結果を出せば、それこそニューヨークにヒーローが誕生したと派手に持ち上げてくれますから」

 キャッシュマンGMはワールドシリーズでドジャースにコテンパンにやられた“借り”を佐々木争奪戦で返すつもりらしい。

  ◇  ◇  ◇

 佐々木は昨オフ、母親と一緒になって「メジャーに行かせてくれ!」と泥沼交渉劇を繰り広げたのは記憶に新しい。そもそもなぜ、「母親」が首を突っ込んでいたのか。母親の正体と、当時の全内幕とは。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳細に報じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…