投手・大谷翔平の《日本開幕シリーズは難しい》…二刀流復帰に慎重を期すドジャース指揮官の思惑
来季、投打のリアル二刀流に復帰するドジャース・大谷翔平(30)に対して、慎重論が後を絶たない。
デーブ・ロバーツ監督は今月上旬、CM撮影のため来日した際、エンゼルス時代の昨年9月の右肘靱帯修復手術、ワールドシリーズ(WS)後の左肩手術からの復活を目指す大谷について「(カブスとの日本開幕シリーズを戦う)3月時点での二刀流は難しい」と断言。「25年のイニング数を考え、どれだけ投げられるか本人とトレーナーを交えて話し合う必要がある。投手の復帰時期は(WSがある)10月までの計画をもとに考えていきたい」と慎重な姿勢を示した。日本時間13日に閉幕したウインターミーティングでも指揮官は「3月に(投手としての)時計をスタートさせて、10月まで継続できるとは考えていない。シーズン途中で休憩が必要になるかもしれない」と話している。
アンドリュー・フリードマン編成本部長も「今年は投球プログラムを予定通り進めていなかったので、復帰までにやらなければならないことがある。そのため具体的な時期はまだ見通せていない」と、投手復帰の先送りを示唆した。