大谷三冠王は宿敵ジャイアンツ先発攻略がカギ…バーランダーは苦手にせずも、昨季ローテ陣からは一発もナシ
大谷はエンゼルス時代、アストロズでプレーしていたバーランダーに対し、通算23打数5安打の打率.217ながら2本塁打、3打点をマーク。バーランダーが右肩や首など度重なる故障に苦しんだ昨季は対戦がなかったものの、直近の23年の対戦では内角の直球につまりながらも中前に運ぶなど、攻略しているだけに苦手意識はないはずだ。
むしろ厄介なのは、ジャイアンツの既存の先発陣だ。ジ軍のローテはバーランダー、レイ、ウェブの左右のエース格に、右腕ヒックス、左腕ハリソンの5人。大谷は昨季、ジ軍戦に13試合出場し、46打数15安打の打率.326、4本塁打、10打点と好成績ながら、一発は全て救援投手から放ったもの。先発陣からアーチを放てば、さらに数字を上乗せできる。
ジ軍はいずれも昨季メジャーデビューを果たしたバードソング(23)、ブラック(25)、ループ(26)ら若手有望株も目白押しだ。
大谷が三冠を獲得するためには、バーランダーから打つことはもちろん、ジ軍先発陣からの一発が欠かせない。
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