西武ドラ6新人・身長166cm児玉亮涼が狙う“小兵の星” 源田の穴埋めから遊撃スタメン定着
身長166センチ。プロ野球選手の中でひときわ小柄ながら、グラウンドで大きく躍動しているのが西武のドラフト6位新人・児玉亮涼(24=大阪ガス)だ。
5年連続ゴールデングラブ賞の正遊撃手・源田がWBCで右手小指を骨折。その穴埋めとして持ち前の守備力を生かし、開幕3戦目に「9番・遊撃」で先発出場して以降、ほぼスタメンに定着。26試合出場で1失策、打っても打率.272と奮闘中だ。
本人は「プロの世界に対応できているかどうかは、まだ分かりません」と謙遜する一方で、ドラフト指名直後には「小さい体でも自分のプレースタイルで、たくさんの子供たちに夢を与えられるようになりたい」と反骨心を見せていた。
西武はこの児玉に限らず身長165センチ程度の超小兵の野手をたびたび獲得してきた。
2012年育成ドラフト1位の水口大地(33)は163センチ。支配下登録された15年から、20年までに計113試合に出場し、引退後はライオンズアカデミーのコーチを務めた。同じ遊撃手の高卒2年目・滝沢夏央(19)も164センチで現在、球界で最も身長が低い。