佐々木朗希カルチャーショックでまさかの居残り練習…不慣れな環境と超豪華メンツの重圧で大焦り

公開日: 更新日:

適応が遅れれば遅れるほど焦りは大きく…

 そもそも佐々木は渡米1年目の日本人投手の多くが苦戦する練習スタイルやメジャー公式球、マウンドといった環境の違いに適応しなければならない。実際、キャンプで初めてブルペン入りした際、「すごく緊張している」「ウオーミングアップを初めてやって、少し不十分だった。日本とはまた違ったところ、ブルペンもそうでしたが、体が温まるまで時間がかかった」などと口にしていた。ただでさえ、新たな環境への慣れ、適応が不十分なうえ、ロバーツ監督から「調整が順調なら」という条件付きながら開幕2戦目での起用を示唆されたことで、なおさら焦りが生じてもおかしくない。

「佐々木は適応力が高い大谷や山本、今永(カブス)らと違い、決して器用なタイプではありません。2023年のWBCではダルビッシュ(パドレス)から大きく曲がるスライダーを伝授されたが、習得に時間がかかった挙げ句、一時は直球も制御できなくなるなどの異変が生じた。何でもスマートにこなせないだけに、ボールやマウンドへの適応が遅れれば遅れるほど、焦りは大きくなる。大谷や山本ら先輩選手から助言をもらうでしょうけど、現時点で浮足立っている面は否めません」(前出の特派員)

 ここまで2度ブルペン入りした佐々木について、投球を受けた控え捕手のバーンズはスプリットに関して「こんな球は見たことがない」とし、正捕手のスミスは「フォーシーム、スプリット、スライダーとすべての球種が印象的」と絶賛した。メジャー18年目を迎えるサイ・ヤング賞3度のベテラン左腕カーショー(36)は「ロウキが加わったことは大きなプレゼントだ。彼の投球を見ることに興奮するし、間違いなく戦力になる」と太鼓判を押した。チーム内からは早くも一定の評価を得られたとはいえ、真価を問われるのはこれからだ。

  ◇  ◇  ◇

 ロッテ時代の佐々木はその自己中心的とも取れる振る舞いからチーム内での評判は芳しくなかった。そんな人となりを象徴するような、先輩投手をブチギレさせた「まさかの事件」とは、いったいなにか。佐々木の周りで何が起きていたのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  3. 3

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 4

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  5. 5

    マイナ保険証「期限切れ」迫る1580万件…不親切な「電子証明書5年更新」で資格無効多発の恐れ

  1. 6

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  2. 7

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  3. 8

    Mrs.GREEN APPLEのアイドル化が止まらない…熱愛報道と俳優業加速で新旧ファンが対立も

  4. 9

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  5. 10

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差