パットの名手に共通する3つの共通点 悩める女子プロに真板潔さんアドバイスを伝えると…

僕がバッグを担いだプロでパットの名手を挙げるなら次の6人です。男子は、真板潔さん、谷口徹さん、藤田寛之さん、宮本勝昌さん。今はみんなシニアです。
女子は鈴木愛ちゃんと菅沼菜々ちゃん。菜々ちゃんは、他の5人とタイプが違うので、次回お話ししますが、5人に共通しているのはタッチの凄さです。どんなロングパットも、マウンド越えのパットも打った瞬間、「これは寄るな」とイメージできる。「これは強い」とか「ちょっと弱いかな」と思うことはほとんどなかったですね。
宮本さんとコンビを組んだときです。あるパー4の第2打で、ボクが風の方向を読み間違え、ピンから30ヤード近くもショートしたことがありました。
「すいません、風を間違えました!」
僕が謝ると宮本さんは「グリーンに乗ってさえいれば2パットでいけるから大丈夫」と言うのです。確かファーストパットを1.5メートルに寄せて、パーセーブしました。30ヤードといえば約27.4メートルですよ。宮本さんはグリーンのどこに乗っていても2パットでカップインできる自信があるんでしょうね。
この5人は、細かいことを気にしないところも似ています。最近は練習グリーンで、カップに対し正しくアドレスしているか、線を引いたり、器具を使ってアライメントを確認している選手が多い。
でも、この5人がそのような練習をしているところを見たことがない。表現は違うにしても、5人が言っていたのは、
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