ソフトB伊藤優輔 FA甲斐の人的補償で巨人から移籍「『あ、俺なんだ』と驚きました」
──ソフトバンクでも先発に転向する。
「球数もそれなりに投げられていますし、あとは実戦で打者と対戦していく中で、どれくらいの強度で何球投げられるか。ブルペンの100球と実戦の100球はまったく異なりますからね。手探りになるけど、段階を踏んでやっていけたらいいと思っています。先発調整はいつから? オフに入ってからずっとです。今回の移籍があってもなくても、今季は先発をするつもりだったので」
──昨季は、8回3分の2で防御率1.04、8奪三振。手応えなどは。
「登板したのは主に負け試合とかそこまでプレッシャーのかかる場面ではなかったので、満足している部分はほとんどありません。ただ、1年間、二軍も含めてケガなく投げられたのが大きいシーズンでしたね」
──2021年オフに受けたトミー・ジョン手術は、その後のリハビリなどで、球速が上がるケースが少なくない。
「MAXはそんなに変わらないけど、平均球速は上がった感じです。以前は140キロ台後半でまとまっていたのが、150キロもちょいちょい出るようになった。練習もウエートや体幹系に時間をかけたので、全体的な運動のレベルが上がったと感じています」