運営トップも熱望!大谷の来春WBC出場へMLBが囲い込み…「何回でも出たい」で多くの企業が熱視線

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世界的野球普及の切り札

 米メディア「スポーティコ」によれば、大谷の25年の年収は1億200万ドル(約152億円)になる見込みで、そのうちスポンサー収入などの副収入が1億ドル(約149億円)を占めるという。10年総額1000億円超の大谷の契約は97%が後払い。年俸は200万ドル(約3億円)に留まるが、副収入だけで給料を大きく上回る稼ぎを得ていることになる。

 実際、大谷のスポンサーは年々増え続け、今年はコンビニのファミリーマートなどが加わり、26社に上るとみられる。

 WBCを運営するWBCIは、MLBとMLB選手会が共同出資して設立された。大会で得た利益の3分の2は、MLBとMLB選手会が得るといわれる。今年の東京シリーズの勢いそのまま、来年のWBCでも大谷効果を見込んでいるのは明らかだ。

 その大谷のスポンサーがWBC東京ラウンドの冠スポンサーになったとあらば、大谷は大きなケガでもしない限り、出場は既定路線なのかもしれない。

「前回の23年大会でも、東京ラウンド、侍ジャパンのスポンサーは大谷と契約している企業が多かった。大谷が大会の1年前に出場の意向を示したことで、スポンサーの問い合わせが一気に増えた。大谷が昨年12月に次回大会に関して、『何回でも出たい』と話したことで、大谷のスポンサー企業はもちろん、多くの企業がWBCや侍ジャパンに熱視線を送っています」(広告関係者)

 とはいえ、いくら本人に出場の意欲があっても、あくまで公式戦が最優先。ワールドシリーズ10連覇を目標に掲げるうえ、来年は開幕から投打二刀流でフル回転を目指すことになる。WBCに出るなら、調整を早める必要があるし、3月からフルスロットルが求められる。カラダと相談する必要があるのは言うまでもない。

 この日の東京ラウンドの冠スポンサー決定は、そんな大谷の「外堀」を埋める序章なのかもしれない。

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