巨人阿部監督が今季初の取材拒否…「田中将大200勝」の足かせがチームに及ぼす深刻影響
「初勝利を挙げた前回もそうでしたが、球威に自信がないから、思い切りがないというか、コーナーを丁寧に投げ分けようとして球数がどんどん増えてしまう。決め球のフォークも全盛期のようなキレがないから、うまく拾われ、ファールで粘られ、ボール球を見極められた。149キロが出たとはいえ、基本的には140キロ台中盤。オープン戦からずっと直球に勢いを感じないし、実際、打者を押し込めていない。追い込んでも空振りが奪えないのは、直球をマークする必要がないため、変化球を待たれていることも一因。今の田中の球威なら、変化球待ちで直球に対応できますから」
実際、この日投じた52球のうち、空振りはわずか4球。スプリットでは2球しか奪えなかった。
移籍後初勝利をマークした3日の中日戦から中13日。約2週間のリカバリーと調整の時間をもらったにもかかわらず、大炎上した事実は重い。
「阿部監督は200勝達成まではある程度我慢する方針。早々と開幕ローテ入りを決めたのも、早めに達成してほしいという親心だった。それにしても、一軍レベルでは厳しいと思っても、あと2勝だけに、ケガをしない限りは登板機会をあげないといけない雰囲気。坂本も不振を理由に二軍落ちさせた実力主義の巨人で『M2』のままズルズル負け続けられるのが一番怖い。チームのまとまりに影響が出ないか。阿部監督にとって『200勝』が大きな足かせになりつつあります」(チーム関係者)