他球団が注視するDeNAとソフトB「データ分析」の意外な共通点…敵軍視察はリモートワークの時代へ
「昨年からデータ解析システムのホークアイが全12球団に導入された。今まで先乗りが調べていた投手ごとの配球、打者ごとの打球方向などもすべてデータとして仕入れることができ、遠征に行かなくとも映像でチェックできる。データ野球で先を行くメジャーでも、データを重視する球団は出張費などの経費削減もあり、先乗りに当たるアドバンスドスカウトや、編成に当たるプロスカウトを次々と解雇した。今でも先乗りを置く球団はあるが、減っているのは事実。今年のDeNAとソフトバンクの結果次第では、日本でも先乗りを廃止する球団が出てくるかもしれない」
データ化が加速する日本のプロ野球も、分岐点を迎えているようだ。
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近年、スポーツ界では科学的アプローチの導入が著しく進んでいる。中でも注目を集めるのが、「二刀流」として世界を席巻する大谷翔平の動作解析だ。日本におけるバイオメカニクス研究の第一人者で、ネクストベース社・上級主席研究員を務める神事努氏が、投手と打者の両面からその卓越した身体動作を徹底的に分析してくれた。
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