「魔界都市ブルース美女祭綺譚」菊地秀行著
■魔界都市「新宿」で美女コンテスト
区長・梶原の発案で魔界都市「新宿」で美女コンテストが行われることになった。秋せつらとドクター・メフィストは、梶原の依頼で審査員を務めることになり、賞品が2人の口づけだと知った女性たちの応募が殺到する。そんな中、せつらは訪ねてきた男から姉捜しの依頼を受ける。男によると、タレント志望だった姉のむつみの失踪にはある芸能事務所が関わっているらしい。やくざが営むその事務所には人身売買や臓器売買の噂があるという。むつみの行方を捜すせつらは、医師の末次が、コンテストに応募する女性たちを相手に「生まれ変わらせ屋」を名乗っていることを知る。
魔界都市シリーズ書き下ろし最新作。
(祥伝社 840円)