「睡眠と脳の科学」古賀良彦著
体と脳を休ませてストレスも解消する睡眠。不足すると免疫力が下がり、重大な疾患も招きかねないため、毎日決まった時間に決まった長さ眠ることが理想だ。しかし、忙しい現代人には不可能に近い。そこで本書は、睡眠のメカニズムと、シチュエーション別の効率的な睡眠法を解説していく。
いつも7時起床の人が接待ゴルフなどで早朝4時に起きなければならない場合、前日は22時に就寝するようにしたい。人間は7時間睡眠が理想だが、6時間でも許容範囲だ。一方、早朝起床だからといって徹夜したまま出かけたり、翌日に寝だめをするのは厳禁。睡眠リズムが狂い、睡眠障害に陥りやすくなるという。
他にも、徹夜翌日の睡眠法、時差ぼけの直し方なども紹介する。
(祥伝社 760円)