「体を壊す13の医薬品・生活用品・化粧品」渡辺雄二著
うがいや歯磨き、髪や体を洗うなど、日常の習慣がさまざまな不調の原因となることがあり、その原因は何げなく使われている生活用品にあると警告する本書。
例えば、ポピドンヨードという有効成分を含んだ「ヨードうがい薬」でうがいをすることだ。確かに、細菌やウイルスに対する殺菌効果はあるが、同時に粘膜にすむ常在菌も殺してしまう。通常、常在菌は病気を起こすことはなく、むしろ病原菌の侵入を防いでくれる。つまり、ヨードうがい薬を使っていると、抵抗力が弱まり感染症にかかりやすくなるのだという。
清涼感のある歯磨き粉を使うことで歯周病になりやすくなる、シャンプーが毛母細胞にダメージを与えるなど、驚きの事実も明らかにされる。
(幻冬舎 780円)