『「おなかの張り」をとれば腸は年をとらない!』松生恒夫著
排便がない日が数日続くと、おなかが張ってくる。理由は、腸にガスがたまるため。直腸に近いS字結腸付近に便がとどまると、便から発生するガスの出口が塞がれて大腸にたまり、膨満感となって表れる。つまり、おなかの張りは腸内環境が悪化している危険信号なのだ。
これを解消するには便秘を解消するしかないが、やみくもに食物繊維を取っても逆効果になる。便秘解消のために玄米を取る人は多いが、玄米の食物繊維は水に溶けない不溶性食物繊維で、逆に便を硬くして腹部膨満感を悪化させることもある。また、ヨーグルトの取りすぎが脂肪の取りすぎにつながり、肥満のリスクにもなると本書。
オリーブオイルやオリゴ糖の摂取など、正しい“快腸法”を伝授する。
(さくら舎 1400円)