「日本人だけが信じる間違いだらけの健康常識」生田哲著

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 健康情報が氾濫する日本だが、それは真実ばかりではなく、むしろ不健康をもたらす情報も多いと本書。

 たとえば、「牛乳を飲むと骨が丈夫になる」という情報だ。学校給食にも牛乳は付きものだし、よほど健康に良い飲み物かと思いきや、海藻類や切り干し大根、小松菜などの方がカルシウムは豊富。しかも、牛乳を飲み続けると乳がんや前立腺がんなどの罹患率が高くなるという調査報告もあるという。

 130の80という高血圧のガイドラインには何の根拠もなく、それどころか降圧剤の服用によって、せきやめまい、うつ傾向など副作用のリスクが高まること。コレステロールは心筋梗塞の原因にならないことなど、驚きの真実が明らかになっていく。
(KADOKAWA 800円)

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