「VTJ前夜の中井祐樹」増田俊也著

公開日: 更新日:

 大宅壮一賞受賞作「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」、そして小説「七帝柔道記」と3部作をなすスポーツノンフィクション。

 中井祐樹は、著者の北海道大学柔道部時代の後輩。大学から柔道を始め、北大伝統の寝技を身につけプロシューティングへと進んだ中井は、1995年、無差別級トーナメントのバーリ・トゥード・ジャパン・オープン95に出場し、片目を失明しながら、死闘を繰り広げる。表題作は、伝説となったその一戦と、そこに至るまでの中井の道のりを描く。その他、8年かけて古賀稔彦を破った柔道家・堀越英範の生きざまを描いた作品など、3作と対談を収録。

(イースト・プレス 1400円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭