「冒険の森へ 傑作小説大全」集英社から発刊
第2巻は「忍者と剣客」がテーマ。時代考証に詳しい柴田錬三郎「赤い影法師」と、それには無頓着な山田風太郎「甲賀忍法帖」の2つの長編ほか。第3巻「背徳の仔ら」には、黒岩重吾「裸の背徳者」と、戦後民主主義を暴力で鮮烈に否定した大藪春彦「野獣死すべし」を収録、という具合。
これらはいずれも来年刊行で、今回の第1回配本では、北方謙三「檻」、飯嶋和一「汝ふたたび故郷へ帰れず」などを収める「復活する男」(第11巻)と、志水辰夫「行きずりの街」、花村萬月「なで肩の狐」を収める「過去の囁き」(第16巻)を発売。
第1回配本のみ来年5月まで2000円。第2回配本からは2800~3200円の予定(いずれも税抜)。