「プレシャスブルー」NHK取材班
フリーダイバーの二木あいさんと海の主・マッコウクジラの「出会い」と「交流」を追ったフォト・ドキュメント。
これまで、フリーダイビング(素潜り)ならではの近さで魚やアシカ、カメなど海に生きる生き物たちと交流し、自ら撮影してきた二木さんは、「水中表現家」と名乗り、「私たちと母なる自然はつながっている」というメッセージを伝えてきた。そんな彼女がテレビの取材班と共に、カリブ海でマッコウクジラの撮影に挑んだ2週間の旅に密着する。
場所はマッコウクジラが子育てをしているというカリブ海に浮かぶ島国・ドミニカ国(ドミニカ共和国とは別の国)。世界中に張り巡らされた二木さんのダイバー仲間のネットワークからこの島にはマッコウクジラと友だちになった男がいるとの情報を得て選ばれた。
25年前からこの島でホエールウオッチングを手掛け、マッコウクジラの習性や個性を知り尽くしているその人・アンドリューさんの案内でさっそく海へ。すると撮影初日から、まるで彼女を歓迎するかのように次々とマッコウクジラが現れる。