「ぼくらは『化学』のおかげで生きている」齊藤勝裕著  

公開日: 更新日:

 自然現象や医療や環境問題まで、私たちの日常を取り巻く世界を動かしている化学の法則や定理を分かりやすく解説したサイエンス読み物。

 ありのままの地球には現在の70億人という人口を養う力はなく、化学肥料の存在なくしては、人々は食料を確保することは出来ない。その化学肥料の誕生のもととなった「空中窒素の固定」を人工的に行う方法「ハーバー・ボッシュ法」や、実は物質名ではなく結晶や液体と同じように物質のひとつの状態であるという「液晶」、そして太陽光発電の仕組みである「光電効果」など。教科書が導いてくれなかった「化学の素晴らしい世界」を案内してくれる学び直しのための書。(実務教育出版 1400円+税)




【連載】BOOKレビュー

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カブス鈴木誠也が電撃移籍秒読みか…《条件付きで了承するのでは》と関係者

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

  4. 4

    薬物疑惑浮上の広末涼子は“過剰摂取”だったのか…危なっかしい言動と錯乱状態のトリガー

  5. 5

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  1. 6

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  2. 7

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  3. 8

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  4. 9

    松田聖子は雑誌記事数32年間1位…誰にも負けない話題性と、揺るがぬトップの理由

  5. 10

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ