「40歳過ぎたら、『1日2食』にしなさい」藤城博著
健康のためには1日3食しっかりと食べることが大切といわれるが、消費エネルギーの少ない現代人には当てはまらないと本書。少なくとも40歳を過ぎたら、1日2食で十分だという。
40歳というのは、人生の中で体が大きく変化するとき。基礎代謝量が急激に低下する他、体内の有害な活性酸素を除去してくれる抗酸化酵素も少なくなっていく。その結果、肥満が進み、生活習慣病やがんの罹患(りかん)率も高まっていくのだ。
これに対抗するために有効なのが、1日2食の食習慣。カロリー摂取を抑えられるだけでなく、食事と食事の間、つまり“食べない時間”が長くなることで、老廃物の排出が促され、老化を遅らせる長寿遺伝子が活性化するなど、いいことずくめだという。
(三笠書房 1300円+税)