「すぐにわかる戦争法=安保法制ってなに?」戦争をさせない1000人委員会編

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 参議院でも可決してしまった「安保法制」を分析・批判し、廃案に追い込むために編まれたテキスト。

 そもそも政権は、自衛隊の海外での武力行使を可能にする法案に「国際平和支援法案」「平和安全法制整備法案」などの名称をつけて国民に本質と危険性を隠そうとしていると指摘し、その性質を正確に示すならば「戦争法案」と称されるべきと批判。いわゆる「グレーゾーン」への対処など自衛隊の活動範囲の拡大や、集団的自衛権行使など、法案の問題点や矛盾点を改めて解説。

 さらに、法案に反対する各界の人々の寄稿、そして憲法と法案の関係など。さまざまな視点から法案の危険性を解き明かし、それを強引に成立させようとしている政権に疑問を投げかける。(七つ森書館 1200円+税)



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