「本当は怖い肩こり」遠藤健司、三原久範著
日本人にとっては国民病ともいえる肩こりだが、マッサージなどをしてもどうせ治らないと諦めている人も多いことだろう。しかし、神経生理学の専門家である著者は、そのメカニズムを徹底的に分析し、医学的根拠に基づいた対処法を伝授している。
肩こりを和らげる方法といえば、「押す」「揉む」「叩く」だが、実はこれ、肩こりにとってはタブーな行為。
肩こりは、僧帽筋が緊張し、硬くこわばって乳酸がたまり、筋肉がダメージを受けている状態だ。こんな患部に衝撃を与えれば、さらに症状は悪化してしまうのだという。
利き手で荷物を持たない、抱き枕を使い横向きで寝る、筋肉の収縮を促すカルシウムとマグネシウムを積極的に取るなど、簡単にできる画期的肩こり解消法が満載だ。(祥伝社 780円+税)