「東京2025ポスト五輪の都市戦略」市川宏雄、森記念財団都市戦略研究所著

公開日: 更新日:

 5年後のオリンピックに向けて、東京都心部で活発化している開発プロジェクトは2025年までにその多くが竣工を迎える。本書は、世界一を目指す東京の都市戦略の方向性を示すテキスト。

 東京への一極集中の是正は、地方創生の大きな論題でもある。しかし、東京か地方かという対立の構図では問題の本質を見落としてしまうと指摘。27年開業のリニア中央新幹線を視野に、東京を中心にした都市圏の未来を概観。さらに各指標を基にした東京の都市力の分析や、20兆円の経済効果が期待できる五輪後に失速しないためのポイント、そしてライバル都市の動向など、さまざまな論点から東京がよりパワーアップするためには何が必要かを提示する。

(東洋経済新報社 2000円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭