「最後に正義は勝つ」と喜べないむなしさ
これが本当の映画なら「やっぱり最後に正義は勝つ」とハッピーエンドだが、そこで記者も読者もハッと気づく。旧競技場はすでに取り壊されており、いずれにしても新たな競技場の建設は必須なのだ。本当にむなしい。しかし、これを教訓にでもしないと誰も浮かばれない。そのためにも関係者もそうでない人も、本書を読んで忸怩たる思いを味わってもらいたい。ややマゾヒスティックだがそう思うのだ。(幻冬舎 840円+税)
これが本当の映画なら「やっぱり最後に正義は勝つ」とハッピーエンドだが、そこで記者も読者もハッと気づく。旧競技場はすでに取り壊されており、いずれにしても新たな競技場の建設は必須なのだ。本当にむなしい。しかし、これを教訓にでもしないと誰も浮かばれない。そのためにも関係者もそうでない人も、本書を読んで忸怩たる思いを味わってもらいたい。ややマゾヒスティックだがそう思うのだ。(幻冬舎 840円+税)