「何をやっても痩せないのは脳の使い方をまちがえていたから」奥田弘美著
精神科医の著者が勧めるのは、脳の使い方を変えるダイエット。大切なのは「完全にお腹が空くまでは食べ物を口にしない」ことだという。
飽食の現代では“おいしそうだから”“人に勧められたから”“食事の時間だから”といった理由で食べ物を口にすることが多い。
しかし、空腹感を無視した食べ方を続けていると、脳が食べ物のおいしさに鈍くなり、いくら食べても満足しなくなる。結果、食べ過ぎに至るというわけだ。
一方、空腹感を感じてから食べる習慣をつけると、脳に食べ物のおいしさが刻み込まれ、腹八分目になると“あとは空腹を感じてから食べよう。その方がおいしさを味わえる”と、食欲をストップしてくれるようになるという。
ストレスなしで痩せるには、脳を味方につけることだ。(扶桑社 760円+税)