「アレルギー医療革命」NHKスペシャル取材班著

公開日: 更新日:

 アレルギー疾患の治療といえば、鼻水やかゆみなどの症状を抑える対症療法がすべてで、アレルギーの原因物質は極力体内に入れない方がよいというのが常識だった。しかし今、あえて原因物質を体内に取り込むことで、アレルギーを“完治”させる新治療に注目が集まっている。

 例えば、子供の食物アレルギー予防には、母親が妊娠中や授乳中からアレルギー食品を避けるよう医師が指導してきた。ところが最近の研究で、アレルギー食品を避けた母親から生まれた子供の方が、アレルギー疾患が多いことが分かってきたという。

 そのカギを握るのは摂取した食べ物ごとに体内で作られる「Tレグ」という免疫物質。各種の最新データや事例をもとに、アレルギー治療の最先端を明らかにする。(文藝春秋 1300円+税)





最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    一部ファンが現実逃避? 中居正広“別人疑惑”再燃…「本人すでに死亡」と考える人々が現れる

  2. 2

    いまだ雲隠れ中居正広を待つ違約金地獄…スポンサーとTV局からの請求「10億円以上は確実」の衝撃

  3. 3

    フジテレビ社員たちの怒声と悲鳴…港浩一社長“自滅会見”で窮地、大手企業CM差し止め要求相次ぎ現場はパニック

  4. 4

    中居正広は松本人志の合コンに、2003年の時点で行っていた? 気になる千原ジュニアの証言

  5. 5

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  1. 6

    兵庫県百条委メンバーの前県議が死亡、ついに3人目の犠牲者…斎藤元彦県政「誹謗中傷」放置の罪深さ

  2. 7

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  3. 8

    中居正広の騒動拡大で木村拓哉ファンから聞こえるホンネ…「キムタクと他の4人、大きな差が付いたねぇ」などの声相次ぐ

  4. 9

    「北朝鮮みたい」…フジテレビの会見を伝える各局のニュースが“静止画”で視聴者ドン引き

  5. 10

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言