「がん患者よ、近藤誠を疑え」近藤誠著
がんの標準治療に異を唱え、がんの常識を覆す主張で知られる近藤誠医師。患者が自分の頭で考え、納得できる治療法を選ぶため、「まずは近藤誠を疑え」と逆説的に語る。
がんには「がんもどき」と「本物のがん」があり、もどきは基本的に治療をする必要がない。
本物のがんは、すぐに転移するから手術しても治らない。手術すると組織が破壊され、局所転移でがんが暴走する。
抗がん剤にがんを治す力はない……。数々のデータをもとに以前から唱えている「近藤理論」を、4年前に大腸がんで手術を受けたジャーナリスト・森省歩氏のインタビューに答える形式で解説。
45のアンサーが、医師の嘘を見抜き、自分の頭で考えるためのヒントになる。
(日本文芸社 1400円+税)