「破婚」及川眠子著

公開日: 更新日:

 著者はWinkの「淋しい熱帯魚」や、新世紀エヴァンゲリオン主題歌「残酷な天使のテーゼ」など、数多くのヒット曲を送り出した人気作詞家。そんな彼女が休暇で訪れたカッパドキアで18歳年下のトルコ人と出会い、やがて結婚。しかし日本にやってきた彼は「床屋に行くからお金ちょうだい」に始まり、やがて「商売を大きくしたい」「兄の店を援助したい」など、詐欺師まがいの口八丁で次々に金を無心するようになる。彼女は母親のような気持ちでワガママを全部聞いたが、気が付けば亭主につぎ込んだ金はなんと3億円。離婚時にはさらに7000万円の借金を背負う羽目になったという。

 13年間の破れかぶれな結婚生活をつづった、本人いわく「総製作費3億7000万円」の告白本。(新潮社 1400円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭