「なんでわざわざ中年体育」角田光代著

公開日: 更新日:

 人気作家がさまざまな運動にチャレンジする体験ルポ風エッセー。

 ランニングチームに所属し、週末は必ず10キロから20キロを走っているという著者。走ることは好きではないのだが、1回休めば翌週も、そしてそれからは、ずっと走らなくなることが分かっているから欠かさず走っているだけだった。それが、雑誌の企画で東京マラソンに誘われ、3日悩んだ末に走ることに。今やらなければ、10年先もやらないと思ったからだ。

 そんな決断を後悔しながら立ったスタート地点からゴールまでの42.195キロを詳述。その他、トレイルランニングやボルタリング、そして海外でのマラソン大会まで。弱い自分と向き合いながら、さまざまな「体育」に挑む。(文藝春秋 1400円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末