「隠蔽と腐敗」田中稔著

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 安倍内閣はアメリカ製の陸上配備型ミサイル迎撃システム「イージス・アショア」の導入を決定した。配備先として秋田市の新屋演習場と萩市のむつみ演習場が候補に挙がった。

 新屋演習場の周辺には小・中・高校や総合病院、県庁などがあり、強力な電磁波を発するアショアの配備に反対運動が起きている。むつみ演習場ではレーダーの強力な電波が集落の上を通る。秋田市は北朝鮮から弾道ミサイルが発射された場合、ハワイ米軍基地への軌道上にあり、萩市はグアム基地への軌道の真下にある。つまりこの地点はアメリカが北朝鮮ミサイルを迎撃する「フロントライン」なのだ。

「社会新報」編集次長がミサイル防衛利権の隠蔽と腐敗を暴く。

(第三書館 1800円+税)

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