「隠蔽と腐敗」田中稔著

公開日: 更新日:

 安倍内閣はアメリカ製の陸上配備型ミサイル迎撃システム「イージス・アショア」の導入を決定した。配備先として秋田市の新屋演習場と萩市のむつみ演習場が候補に挙がった。

 新屋演習場の周辺には小・中・高校や総合病院、県庁などがあり、強力な電磁波を発するアショアの配備に反対運動が起きている。むつみ演習場ではレーダーの強力な電波が集落の上を通る。秋田市は北朝鮮から弾道ミサイルが発射された場合、ハワイ米軍基地への軌道上にあり、萩市はグアム基地への軌道の真下にある。つまりこの地点はアメリカが北朝鮮ミサイルを迎撃する「フロントライン」なのだ。

「社会新報」編集次長がミサイル防衛利権の隠蔽と腐敗を暴く。

(第三書館 1800円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    俳優・山口馬木也さん「藤田まことさんは『飲め、飲め』と息子のようにかわいがってくれた」

  2. 2

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  3. 3

    テレ朝ナスD“経費横領&パワハラ処分”に「見せしめ」の声も…家族団らん投稿の美人料理家妻に同情集まる

  4. 4

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  5. 5

    東原亜希の“黒帯バスローブ密会”乗り越えた「許す力」は佐々木希以上? 経済的自立も目指す強心臓とたくましさ

  1. 6

    料理研究家の森崎友紀 “本業”専念も恋愛は「年も年なので」

  2. 7

    兵庫県パワハラ知事に残った選択肢は「議会解散」のみ…多数派工作で延命図るか?味方は“情報漏洩3人組”のみ

  3. 8

    あす旧統一教会に解散命令か? N国党に急接近の不気味、タダでは転ばない悪あがき

  4. 9

    巨人の“アキレス腱”は絶対的セットアッパーが使えないこと…新助っ人キャベッジで外国人枠「満員」

  5. 10

    佐々木希が「芸能人格付けチェック」で"地雷キャラ"といじられ…夫・渡部建を捨てないもう1つの理由