「わが子をAIの奴隷にしないために」竹内薫著

公開日: 更新日:

 予測を上回る速度で進行中のAIを中心とした「第4次産業革命」に、日本は完全に出遅れたと著者は指摘する。ある調査によると、現在の小学生の65%は、現在存在しない職業に就くという。この変革の時代を大人はどう生き残ればいいのか、そして子供や学生はどのような教育を受ければいいのか――。

 AIがわれわれの生活に及ぼす具体的な影響を分析し、今後はマニュアル頼み、指示待ち、自ら選択して前に進むことのできない人間は存在意義が問われることになると警告。子供たちには義務教育で始まるプログラミングももちろん大切だが、それを生かすための数学の必要性も説く。さらに30代、40代と年代別にそれぞれの生き残る道を具体的に示す未来予測対応本。

(新潮社 740円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  4. 4

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  5. 5

    田中圭が『悪者』で永野芽郁“二股不倫”騒動はおしまいか? 家族を裏切った重い代償

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    ダウンタウン「サブスク配信」の打算と勝算……地上波テレビ“締め出し”からの逆転はあるか?

  3. 8

    1泊3000円! 新潟県燕市のゲーセン付き格安ホテル「公楽園」に息づく“昭和の遊び心”

  4. 9

    永野芽郁と橋本環奈…"元清純派"の2人でダメージが大きいのはどっち? 二股不倫とパワハラ&キス

  5. 10

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ