「つきあいが苦手な人のためのネットワーク術」カレン・ウィッカー著 安藤貴子訳

公開日: 更新日:

 ネットワークづくりというと、取引目当てのイメージが先行して、嫌悪感をおぼえ躊躇する人が少なくない。しかし、昔と違って引っ越し回数も増え、転職も当たり前となった現代においては、同僚や前の雇い主、仕事上の知り合いと連絡を取りつづける重要性は高い。新しいチャンスの入り口として、あるいはアイデアの実現化などネットワークはさまざまな面で役立つからだ。

 有効なネットワークを築く方法を一言でいうならば、長期的視点で「ゆるく連絡を保つこと」である。リストに仕事関係のほか、友人を通して知り合った人、ボランティア仲間、そして助けやアイデアを求めてきた人も加え、定期的に連絡を取っていく。連絡にはSNSを活用し、ツイッターで目にした情報をシェアしたり、「いいね」を送る。これなら、双方共に気楽だ。そして最も大切なのは、必要のないときからネットワークづくりに取り組むことである。

 グーグルで要職を務め、ツイッター社の元編集トップの著者が、SNS社会で大切な人間関係を構築・維持する秘訣を伝授。

(CCCメディアハウス 1600円+税)

【連載】週末に読みたいこの1冊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  5. 5

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  1. 6

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 7

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 8

    雑念だらけだった初の甲子園 星稜・松井秀喜の弾丸ライナー弾にPLナインは絶句した

  4. 9

    「キリンビール晴れ風」1ケースを10人にプレゼント

  5. 10

    オリックス 勝てば勝つほど中嶋聡前監督の株上昇…主力が次々離脱しても首位独走