「二人に一人がガンになる」村上和巳著 中山祐次郎+発信する医師団監修
日本人の死因トップのがんは、生涯にかかる確率が男性62%、女性が47%。がんで亡くなる確率は男性が4人に1人、女性は6人に1人という。一方で患者の5年生存率は伸び、新薬も次々と登場している。しかし、医学の進歩に比べて患者側のがんに対する理解は深まっているとはいえず、あふれる情報の中には真偽が不明なものも多い。
本書では、がんとその治療法について知っておくべき正しい知識を解説。そもそもがんとは何かとの基本から、がん検診の必要性、手術・放射線・抗がん剤の3大治療の実際、第4の治療法といわれる免疫療法などの最新治療法、さらに氾濫する情報の読み方や、セカンドオピニオンを受ける際の留意点まで。家族や自分が告知された際にあわてないためのお薦め本。
(マイナビ出版 850円+税)