「その裁きは死」アンソニー・ホロヴィッツ著 山田蘭訳

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「刑事フォイル」の撮影に立ち会っていた「わたし」の前に元刑事のホーソーンが現れた。警察から殺人事件の捜査への協力依頼があったといい、わたしは再び彼と行動を共にする。被害者の離婚弁護士プライスは、自宅で高級ワインボトルで頭を殴られた上に喉をえぐられ死んでいたという。

 壁にはペンキで「182」と書かれていた。プライスは、不動産開発業者のロックウッドの離婚訴訟をまとめたばかりだった。1週間前、その内容に不満を抱いていたロックウッド元夫人のアキラは、レストランで鉢合わせしたプライスにワインをぶちまけ「いっそボトルで殴ってやりたい」と捨てゼリフを残していた。

メインテーマは殺人」に続くホーソーンシリーズ第2弾。

(東京創元社 1100円+税)

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