「中国『見えない侵略』を可視化する」読売新聞取材班著

公開日: 更新日:

 次元の異なる技術やデータの活用法の登場が、経済だけでなく、安全保障のあり方まで変えつつある。自国の影響力、支配力の強化のためになりふり構わず価値ある技術やデータの収集を進めているのが中国だ。日本ではこうした状況の変化への危機意識が低く、その結果、平和と繁栄を損ないかねない技術やデータが中国に気づかぬうちに渡っているという。こうした中国の「見えない侵略」の実態を明らかにするリポート。

 イノベーション型国家への転換を掲げ、世界中から研究者を招致する「千人計画」の真の狙い、5Gや海底ケーブルネットワークを利用した機密情報の抜き取り、中国のサプライチェーン依存の危険性など。日本の「経済安全保障」を揺るがす中国の脅威を警告する。

(新潮社 858円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    下半身醜聞の西武・源田壮亮“ウラの顔”を球団OBが暴露 《普通に合コンもしていたし、遠征先では…》

  2. 2

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  3. 3

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  4. 4

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  5. 5

    「二刀流」大谷翔平と「記録」にこだわったイチロー…天才2人の決定的な差異

  1. 6

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  2. 7

    元横綱・白鵬に「伊勢ケ浜部屋移籍案」急浮上で心配な横綱・照ノ富士との壮絶因縁

  3. 8

    いまだ雲隠れ中居正広を待つ違約金地獄…スポンサーとTV局からの請求「10億円以上は確実」の衝撃

  4. 9

    キムタクがガーシーの“アテンド美女”に手を付けなかったワケ…犬の散歩が日課で不倫とは無縁の日々

  5. 10

    悠仁さま「渋渋→東大」プランはなぜ消えた? 中学受験前に起きた小室圭さん問題の影響も