「レゴ」蛯谷敏著
プラスチックのブロック、レゴは創造力を解放すると、世界中で爆発的に売れた。だが、特許が切れるとライバル社の安い製品に押されるようになり、事業を多角化して乗り切ろうとしたが失敗、経営危機に陥る。
2008年、レゴ社は一般人から商品化できそうなアイデアを募集する。フリーのデザイナー、永橋渉は子どもが海洋の世界に興味を持つようになったので、「しんかい6500」をレゴで作れば海洋のすばらしさを知るきっかけになると考えた。永橋がレゴで組み立てた「しんかい6500」をレゴのサイトに投稿すると、世界中から投票が集まり、永橋は商品化を考える。
玩具の世界一ブランド、レゴが勝ち続ける秘訣を探る。
(ダイヤモンド社 1980円)