(71)間違いなく反対意見が出る
◇第三章◇
〈1〉
「企画書、読ませてもらったよ」
会長室のソファーに村雨が腰を下ろすなり、氷川が口を開いた。
「いかがでしょうか……」
村雨は感想を促した。
「内容に異存はないね。新型エンペラーの開発がはじまった暁には全面的にバックアップ…
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