(72)うちのエンジンより優れていると?

「それに、検討するだけの価値はあると思いますので……」
そう続けた村雨に、
「ほう、それはなぜだね?」
珍しく氷川は冷たい声で問うてきた。
「エンジンが新型車用に開発されたもので、まだ実車に搭載されてはいないからです。彼らが製造しているのはスポーツカー…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,235文字/全文1,376文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】