第二話 立場的にあり得ない(42)由奈が飯を食いはじめたそうだ
涼子の事務所のソファのうえで、丹波はため息を吐きながら涼子を見た。
「傲慢とは、お前も思い切ったことを言ったな」
丹波の向かいのソファで、涼子は長い髪を手で後ろに掻きあげる。
「荒療治だけれど、そこまで言わないと、由奈ちゃんを救えないと思ったのよ。怜矢って子…
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