光村図書 教科書クロニクル 「母の思い出」「道程」国語の題材覚えてる?
教科書を発行する光村図書出版が7月7日に、小学1年生から中学3年生までの国語の教科書に収録されている作品を検索できるWebサイト「教科書クロニクル」を公開し、記憶がよみがえると話題になっている。
調べ方は、Webサイトで生年月日を入力するだけ。1942年生まれから、2008年4月1日生まれまでを対象としている。
たとえば、現在70歳の人が中学3年生で使っていたのは、鳳凰が表紙に描かれる「中等新国語」(写真Ⓐ)。高橋三郎著「対話の精神」が巻頭を飾り、夏目漱石著「母の思い出」、高村光太郎著「最低にして最高の道」が並ぶ。思い出がよみがえってきた読者もいるだろうか。
さらに10年後の、現在60歳の人が中学3年生当時に使っていたのは植物が表紙に描かれる「中等新国語」(写真Ⓑ)。井伏鱒二著「山椒魚」や高木純一著「機械との共存」などを掲載。高村光太郎はここでも名を連ねるが、作品は変わって、「道程」が収録されているのも興味深い。
サイトでは本文を読むことはできないが、「教科書研究センター付属教科書図書館」や、各都道府県が設置する「教科書センター」で閲覧することができる。教科書と一緒に当時の思い出を開いてみるのはいかがだろうか。
検索はHPで https://www.mitsumura-tosho.co.jp/webmaga/chronicle