「新 地球とからだに優しい生き方・暮らし方」天笠啓祐著
「新 地球とからだに優しい生き方・暮らし方」天笠啓祐著
自由貿易の拡大によるグローバル化で、今までは局所的に発生していた感染症が世界的に拡大するようになった。ロシアのウクライナ侵攻も放射能汚染という重大な環境破壊を引き起こす可能性がある。
食品についてもリスクがあり、最近、高GABAトマトなどゲノム編集食品が開発される中、目的の遺伝子以外のDNAを切断することで、生物にとって重要な遺伝子の働きが失われる可能性が指摘される。肉の代わりに大豆を使った食品は、肉に似せるためにさまざまな添加物が使われている。そういう食生活を改めて、有機食品に替えることを著者は提唱する。
健全で持続可能な社会を考える一冊。 (柘植書房新社 1980円)