(1)女雛というより随身武者に成長
己の名前が変わったことなんて、別条気にしちゃおりません。
それどころか、むしろ気に入っているのだとお勝は言う。
もちろん生まれた際には、きちんと名前をつけてもらっている。江戸も浅草の炭問屋で生まれた、二人目の娘の名前はお雛。肌は抜けるように白くって、店で扱う炭を…
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