北島三郎 「紅白」勇退でますます気になる“後継者問題”
「いつまでも先輩面して壁になっているのはよくない。譲るのも先輩のひとつの役目かなと」
後進の若手に出場枠を譲る気持ちも明かした北島。しかし、その「若手」とは娘婿で事務所の後継者である北山たけし(39)であることは明らかだ。「娘婿やお弟子さんを出したいですよね?」という質問には、「そんなことはないですよ」とけむに巻いたが、「北島の紅白引退は娘婿とのバーター」とは、さる芸能関係者の話。
「04年にデビューした北山は新人賞を総ナメにしたものの、その後は鳴かず飛ばず。6年前に一番弟子の山本譲二が独立してからは、事務所の後継者問題に頭を悩ませてきた。昨年は付き人から育てた和田青児が独立。御大としては原田悠里、小金沢昇司、大江裕らを背負っていく立場として、自らの記録と引き換えに娘婿にハッパをかけた格好です」
最後のステージは、ド派手な演出でお馴染みの「まつり」で大トリを飾ることが内定している。しかし、「今は北島さんのようにキャリアと貫禄と存在感を持ち合わせている大御所がいない時代。80歳、90歳まで紅白出場を続けて、日本のフランク・シナトラを目指してほしい」(前出の渡邉氏)という声も当然だろう。
親心は理解できるが、サブちゃんなしの年の瀬なんて考えられない。