ラリー遠田イチ押し「三四郎」「シソンヌ」「あばれる君」の実力
キンタロー。の大ブレークに始まり、ウーマンラッシュアワーの「THE MANZAI」優勝で幕を閉じた13年の若手お笑い界。テレビに出る中堅芸人の顔ぶれはほぼ固定され、下の世代の芸人にとっては厳しい状況が続いている。だが、来るべき次のお笑いブームに備えて、ライブで実力を磨き、着実に成長を続けている有望株は大勢いる!
その中から厳選した漫才師、コント芸人、ピン芸人の計3組を紹介しよう。
まずは漫才師の三四郎。研ぎ澄まされた言語感覚と型にとらわれない自由な発想力を生かして、予測不能の先鋭的な漫才を演じる。空気をつかんだときの爆発力では他の追随を許さない。深夜のバラエティー「ゴッドタン」(テレビ東京系)で「若手芸人が選ぶ天才芸人第1位」に選ばれ、小宮の虚勢を張るキャラが話題になるなど、業界内でも評価の高い2人。13年には初めて「THE MANZAI」認定漫才師にも選ばれた。漫才の枠を超えた次世代のスターになりうる逸材だ。
次に、コント芸人のシソンヌ。現在、吉本の若手芸人がしのぎを削るヨシモト∞ホールでトップ3に選ばれている文句ナシの実力派。2人ともメガネをかけた地味な外見のためか、周りの芸人と比べて若い女性ファンは多くはない。だが、ネタの面白さはすでに認知されていて、単独ライブはいつも大盛況。