「Vシネ帝王」も共演 尾野真千子に賭ける「月9」の命運
最近じゃあ、フジテレビ凋落の象徴とまでいわれている「月9」ドラマが、路線変更する。
これまで“ジャニーズ万歳”でやってきたが、4月スタートの「極悪がんぼ」では、演技派の尾野真千子(32)がフジの連ドラ単独初主演。尾野演じる神崎薫も「法律の裏をかく事件屋」だ。
共演に「Vシネマの帝王」こと竹内力(50)を迎えるあたり、製作サイドの“力”も感じる。
それも当然で、キムタク全盛、視聴率20%超えが当たり前だったのも遠い昔のこと。現在放送中の「失恋ショコラティエ」も11%台をウロウロしている。
「昨年の月9も、福山雅治主演の『ガリレオ』以外は平均11~12%台と不発でしたからね。今のドラマ視聴者のメーンは中高年。ジャニタレでは数字は取れない、路線変更せざるを得なかったというのも、正直ある」(同局関係者)
竹内以外の共演も、椎名桔平、宇梶剛士、小林薫、三浦友和と渋い役者をそろえている。月9のキラキライメージとは、まるで対照的だ。