「総選挙」直前連載 AKB48はブラック企業なのか<4>
かつてロックバンド、ユニコーンに奥田民生が作詞した「大迷惑」というヒット曲があったが、あれは転勤命令に苦悩するサラリーマンの歌だった。それから25年後のAKBは、むしろ、転勤命令を前向きに受け止めるという歌で、自らを納得させていたというわけだ。
AKBのメンバーたちは、人気競争や運営の「ムチャぶり」に耐え続けるしかないのだろうか。いや、必ずしもそうとは言い切れない。そこにはブラック企業だらけの社会を生き抜いていくためのヒントも隠されているのである。