“右腕”の逝去で大揺れ…北島三郎「演歌王国」崩壊の足音
演歌界で隆盛を誇った北島ファミリーが、深い悲しみに包まれている。
御大、北島三郎(77)の実弟で北島音楽事務所の常務取締役・大野拓克さんが20日、肝臓がんのため都内の病院で死去。享年67。大野さんは7人兄弟の長男である北島の一番下の弟で、長年、右腕として北島の劇場公演やコンサートなど営業面の実務を担当してきた。
「風貌は御大そっくり。影武者なんてあだ名もありました。所属歌手やスタッフも、御大や御大の妻で前社長の雅子夫人には直接言いにくいことでも、大野さんになら話せるという緩衝材的な役割もあった。北島音楽事務所は雅子夫人から長男に社長が代替わりしていますが、早すぎる死を惜しむ声は多い」(レコード会社関係者)
■紅白「サブちゃん枠」の行方は?
北島ファミリーは北島自身が昨年の大晦日で50回出場したNHK紅白の引退を発表。すでに“暖簾分け”という形で山本譲二、小金沢昇司といった人気歌手は独立しているため、残っているのは北島の次女と結婚した北山たけし、原田悠里くらいだ。