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野地秩嘉ノンフィクション作家

1957年、東京生まれ。早稲田大学商学部卒。出版社勤務などを経てノンフィクション作家に。人物ルポルタージュや食、芸術、文化など幅広い分野で執筆。著書に「サービスの達人たち」「サービスの天才たち」『キャンティ物語』「ビートルズを呼んだ男」などがある。「TOKYOオリンピック物語」でミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。

<第22回>拷問シーンで本当に痛がっている顔は必見

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 もうひとつのシーンはラストのアクションシーンである。砂漠の地雷原のなかを高倉健が運転するベンツが走り抜けていく。傍らでは地雷が次々と爆発していく。CGではない。本物の爆発である。ハリウッド映画に比べてしまえば、ちゃちな感は否めないけれど、あれほど地雷がバンバン爆発する現場を体験できた日本人俳優は高倉健ぐらいではないか。

【連載】高倉健インタビュー秘録

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