大沢悠里の後釜に 伊集院光が使い分ける“黒”と“白”の魅力

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 14年以上も個人聴取率単独首位を続けたTBSラジオの「大沢悠里のゆうゆうワイド」が4月8日で終了。後の番組を任されることになった。さぞかし荷が重いのではと想像するが、心配する声は全く聞こえてこない。なぜなら「伊集院光 深夜の馬鹿力」でお馴染みの、深夜ラジオの帝王だからだ。

 67年11月7日生まれ、荒川区出身。化学メーカーで製品開発に従事する父親と、食べさせるのが大好きな料理アシスタントの母親、兄、姉、弟の6人家族。父親はホワイトボードに理由を書いてから叱ったという理論家だった。

 立川談志に憧れ、落語家の道を目指す。だが高校受験に失敗して不本意な高校に入学したことから不登校になり、中退。親戚のツテで三遊亭楽太郎(現・円楽)の弟子になる。栴檀は双葉より芳しで、「笑点」の若手大喜利に出演したほどの期待の新人だった。

 ところが落語をやめた元兄弟子の放送作家から誘われて、ニッポン放送のお笑いオーディション番組「激突!あごはずしショー」(1987年10月~88年3月)に出演して優勝。師匠にバレないために、顔と真逆の「伊集院光」を名乗ったのがタレントデビューのきっかけだった。日本初のギャグオペラ歌手として参加すると、そのフェイク的発想も評価。次第に人気を集め、「オールナイトニッポン」に起用された。

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