“任侠演歌”でヒット 君夕子さんは10坪スナックのママに

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 北新地やミナミという選択肢はなかった?

「ないない。96年ゆうたら、ワタシが50歳直前やからね。着物着て勝負かけるようなトシちゃいますやろ? 1人5000円ポッキリで、ハウスボトル飲み放題、カラオケ歌い放題。女のコと2人で切り盛りしてる方がどんなに気が楽か」

 さて、東大阪市生まれの君さんは歌手を目指して上京し、船村徹門下生に。69年10月、千麻田玲子の芸名で「汽車のあなた」でデビュー。その後、レコード会社を移り、70年、「神様がまちがったのね」で再デビューした。

「当時はやってたのが由紀さおりさんの『手紙』や奥村チヨさんの『中途半端はやめて』、日吉ミミさんの『男と女のお話』と切ない女心を歌ったもんばかり。そこへ“神サンが間違ってた”と飛び込んでってもねえ。作って下さったセンセには申し訳ないけど、神サンのせいにしたら売れるわけおまへん、ハハハ」

 歌手がイマイチならば、とテレビドラマに活路を求めた。

「和服が似合うと、『遠山の金さん』とか『右門捕物帖』みたいなシリーズ時代劇が多かったですね。ちょっと変わったところでは、フジテレビ系でやってた特撮『ロボット刑事』の主人公を制作した霧島サオリ博士役。中学しか出てへんのに、博士やて、こそばゆかったわ」

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